清掃の現場に入るとき、私が必ずやっていることがあります。作業前に、部屋や設備の状態を写真で記録することです。地味な習慣ですが、実際にこれで疑いを晴らせたことがあります。今回は、そのきっかけになった出来事と、今のやり方をまとめます。
なぜ作業前に写真を撮るようになったか
2025年の春頃、マンションの一室で退去後クリーニングに入ったときのことです。キッチンシンク下の扉に、大きめの月のシールが貼ってありました。清掃のためシールはがしで剥がしたところ、下から穴のような目立つ傷が出てきました。
かなり大きめの傷で、前の住人がシールで隠していたように見えました。その場に監督のような立ち会いの人はおらず、一人現場だったので、「このままだと自分がやったと疑われかねない」と思い、その場で傷の写真だけ撮って保存しておきました。
実際に疑いをかけられた時、何が起きたか
指摘があったのは後日でした。電話で「扉のところの傷をつけた記憶ありますか」と聞かれたのです。
そのとき「写真を撮っているので送ります」と伝え、保存していた写真をそのまま送信しました。
証拠写真のおかげでどう解決したか
写真を送った結果、「元請けに写真で無実を証明できたので、ありがとうございます」と言ってもらえました。傷が作業前から存在していたこと、シールで隠されていたことが、写真からそのまま伝わったのだと思います。
この一件のあとも、その業者とは変わらず良好な関係を続けられています。
今のやり方・ルール
今は、作業前に大体10枚ほど写真を撮るようにしています。現場の広さにもよりますが、機材の設置状況などの接写も含めての枚数です。傷など、こちらに疑いがかかってきそうな箇所を見つけた場合は、それとは別に何枚か追加で撮っています。保存期間を厳密に決めているわけではありませんが、だいたい2〜3週間ほどはスマホに残しておく、というくらいの運用です。
完璧なルールというより、「疑われそうな傷を見つけたら撮っておく」という感覚的な習慣に近いです。
まとめ・読者へのアドバイス
現場仕事をしていると、自分がやったわけではないトラブルを疑われる場面は誰にでも起こり得ます。実際、疑われる場面自体はハウスクリーニングの仕事では滅多にありませんが、あの一件以降、床の仕事で現場の椅子などを動かして元に戻す作業をするときは、毎回写真を撮るようにしていて、それが役に立っています。もし現場で「これはあらぬ疑いをかけられそうだ」と感じたら、その場で写真を撮っておく、あるいは気づいた時点で先に一言報告しておくと、あとで自分の身を守ることにつながると思います。

コメント